排水管の動脈硬化
先日、監視室に待機しているときに電話が鳴りました。
電話を取ると、当ビル内のテナントからでした。
トイレの床から水が溢れてきているというので、急いで現場に向かいました。
現場に到着して、店長に状況を聞きながら、原因を突き止めていきます。
どうやら雑排水の配管がどこかで詰まっている様です。
雑排水管の配管常況を確かめて、詰まっているであろう箇所の下流から、点検口を何か所か開けて確認していきます。
すると、数ヵ所目の点検口を開けようとすると、この点検口から水が逆流してきました。
ということは、この点検口の下流側が詰まっているということです。
溢れる量が多く、床に大量にこぼれます。
下のテナントに雨漏りが発生しないか心配になって、階下から天井裏を覗き込んで確認してしまいました。
状況をテナントに説明して、水道業者を手配するようにお願いしておきました。
水道業者に詰まりの状況を確認すると、管の中で脂状のものが詰まっているとのことで、一度通しても再び詰まる可能性があるので管洗浄したほうが良いとのことでした。
今回の雑排水の詰まった箇所は、専有部分ということで、テナントオーナーの負担になることをテナントに説明し、その旨の事故報告書を書いて今回のトラブルは終了しました。
各テナントとオーナーとの調整もビル管理の仕事(?)として、円滑にいきますように間にたって仕事をします。
因みに、過去に配管が詰まった箇所を切り出しておいたのがこの写真です。
こんなに管の中が詰まっています。
動脈硬化ってこんな感じなんですかね・・・
ビルも40年も経てば、動脈硬化起こしますよね・・・
ビルも人も健康であるためには、日々のメンテナンスが大事と、この写真を見て感じました
本日も無事終了しました
お疲れ様でした