20年モノの貯水槽汚れです・・・
先日、新規のお客様の貯水槽清掃を実施してきました。
この貯水槽は平成3年に設置されて以来、一度も清掃をしていないそうです。つまり23年間清掃をしていないということ・・・。
不安がよぎります。
おそるおそる梯子を登っていって、マンホールを開けます。
貯水槽のマンホールは根元から割れていて、誰でもマンホールが開けられる状態になっていました。このような状態では、誰かがいたずらをして(または悪意をもって)貯水槽に何かを投げ入れることができてしましますから危険です。(清掃後、簡単には開けられないように応急処置をして、早急に直すようにお客様に報告しておきました)
マンホールを開けるとビックリ!! 槽内の壁面が茶色く変わっています。
この茶色の正体は錆です。
この貯水槽自体はFRPでできていますから貯水槽本体が錆びるということはないのですが、本体を連結している部分に金属が使用されています。
また、貯水槽までの水道配管に金属が使用されていますと、長年の使用で金属が腐食して赤錆となって貯水槽内に流れ込みます。
そうして長年にわたり貯水槽内に堆積して壁面を赤く染め上げたのがこの写真です・・・
貯水槽清掃は、通常水洗いで汚れを落としていきますが、このような状態になると、通常清掃ではこの茶色い汚れは落とすことができません・・・・。
ですから、このような場合には貯水槽清掃専用の洗剤を使用して汚れを落としていきます。
専用洗剤を噴霧して壁面に吹き付けていきます。このとき洗剤を吸い込んだり、目に入ったりしないように、ゴーグルとマスクは必ず装着します。
洗剤を吹き付けてしばらくしますと汚れが浮いてきますので、今度はパッドで汚れをこすり落としていきます。
これがまた大変な作業です。
汚れが残っていると、その後におこなう消毒の効果が半減してしまいますので、徹底的に汚れは落としていきます。
汚れを落としきった後は、ジェッター(高圧洗浄機)を使用して汚れと洗剤を完全に排水します。
次に消毒を2回繰り返して貯水槽清掃は終了です。
清掃前と清掃後の比較写真をご覧ください。
貯水槽全面にあった茶色い汚れがなくなって白く輝いています。
これだけ変化があると、仕事のやりがいがあるってものです。
本日も無事終了しました。お疲れ様でした。
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