ワックス剥離清掃前後をご覧下さい
先日厚木市内のある店舗の床清掃をおこないました。
この店舗では毎日の日常清掃のほか、月に一回ワックスをかけなおす(塗り重ねる)定期清掃と、年に一回今まで塗り重ねたワックス全部剥がして新たにワックスを塗る剥離清掃をおこなっています。
今回は、この剥離清掃作業です。
ワックスを剥がす作業には、剥離剤を使用します。
この剥離剤はph12という強アルカリ性の製品ですので、扱い方を間違うと床面を傷めてしまいますし、皮膚にかかると皮膚が溶けます。
ですから事故にならないように慎重に扱う必要があります。
まず床面周辺を剥離剤がかからないように、しっかりと養生してから剥離剤をまきます。
次にワックスをポリッシャーで剥がしていきます。ポリッシャーの入らない狭い場所は、事前に手でこすってワックスを落としていきます。
剥がしたワックスを回収して、剥離剤が床に残らないように何度もモップ掛けを繰り返します。
床面を十分に乾かしたらワックスを薄く塗ります。これを二回繰り返します。
これは、ベースつくりといって、厚く一回塗るよりも薄く数回塗った方が丈夫な塗布面になります。今後ワックスを美しく丈夫に塗り重ねるための基礎つくりといったところでしょうか。
今回は、モノを異動しながらの清掃作業でしたので、床を半分に分けて清掃しました。下の写真は剥離作業前と後との境目の写真です。(クリックすると拡大します)
左側の面にはベースワックスが塗られています。
ワックスは気付かないうちに汚れてきますので、汚れていること自体気付かないことが多いですが、実際に見比べるとその違いがはっきりわかります。
毎年剥離清掃をおこなっていてこの程度ですから、何年も又は一回もしたことがない床面では見違えるくらいにピカピカになります。
もし、床を貼りかえることを検討しているのでしたらその前に一度試してみたらどうでしょうか?