仕事の能率向上のために空気の入れ替えを!!
寒い日が続きますね。
足元にストーブが欠かせません・・・
さて、先日厚木市内のオフィスビルに空気環境測定にいきました。
このビルにはある有名な会社が入っているんですけど、この事務所の空気環境測定をするたびに異常値がでるんです。
その異常値とは・・・、二酸化炭素!
二酸化炭素は人が呼吸をする際に排出されます。
事務所の換気装置が十分に働いていないらしく、毎回二酸化炭素の量が基準値より大分高めに測定されます。
建築物環境衛生管理基準によれば、二酸化炭素の基準1000ppm(0.1%)以下とされています。
最近の建物は高気密ですから、換気をしないと二酸化炭素は部屋に充満してしまいます。
ある実験で、二酸化炭素濃度が2500ppmに達すると仕事中のパフォーマンスが著しく低下して、眠気が襲ってくることが判明したそうです。
ですから、仕事の効率を考えると定期的に換気して二酸化炭素の量を外気と一緒の状態にすることが望ましいですね。
今回も、一時間に一度は空気の入れ替えをしてくださいと事務所の方にアドバイスしてビルを後にしました。
因みに、大気中の二酸化炭素の量は400ppm(0.04%)程度です。
30,000~40,000ppm(3~4%)を超えると、頭痛・めまい・吐き気など実際に体に危険な状態となります。
人間の身体は空気環境に敏感なんですね。