揚水ポンプの交換
先日、長い間調子の悪かった揚水ポンプを新調することが決まりました。
この揚水ポンプは設置されてからかなりの年月が経ち、交換時期ではあったのですが、修繕の優先順位からだましだまし使用していました。
ここ半年でエア噛みを頻発して起こすようになり、グランドパッキン交換やボルトの締め直し等各種調整して使用していましたが、故障してしまったら当ビルの給水が滞ってしまう恐れが出てきかねないので、業者と打ち合わせして、ようやく今回の交換作業となりました。
今回は、当ビルのポンプをずっと見てもらっている専門業者に設置を依頼しました。
今回設置するにあたって、さっと交換して終了という訳にはいかず、いろいろ問題がありました。
というのも、旧式の揚水ポンプは揚水管が右側から出ていましたが、新型の揚水ポンプは左側から管が出ています。
そのため基礎をそのまま使用する事ができませんでしたので、基礎を広げる工事が必要となりました。
コンクリートが完全に乾くまで数日かかり、ようやくポンプの設置作業の開始です。
ポンプを搬入するのあたって、当ビルのポンプは地下に設置されていますから、車で横付けして積み下ろしという訳にもいきません。
まず、ポンプをバラした状態で持ち込みまして、現場で組み立てることになりました。
ポンプと簡単に言っても重量は相当なもので、これを搬入するに一苦労です。
旧式ポンプをばらして搬出し、新型ポンプを組み立てて設置していきます。
その作業は、さすがこの道のプロです。
作業の無駄のなさに、立会いしていた私たちも感心してしまいました。
最後に給水管をポンプにつなげて完成です・・・
といっても、ちゃんとポンプが揚水してくれるのか確認しなければなりません。
試運転でポンプをまわしてみます。
― グオーン ゴォーーーッ!!
旧式ポンプよりも大きな音を立てて回り始めました。
さすが最新型です。揚水能力が違います。
屋上に設置してあります高置水槽への給水は、今までは旧式のポンプで5分かかったところを、新型の揚水ポンプでは3分で給水が完了します。
約1.5倍の揚水能力です。
これで、悩まされていた揚水ポンプのトラブルとはおさらばです。
でも、揚水の勢いが良すぎて、配管の接続部分から漏水しないかなぁー、なんてちょっと不安が・・・
とにかく、ポンプの設置は無事に完了しました。
因みにこのモーターは「エネルギーの使用合理化に関する法律(省エネ法)に対応したトップランナーモーターを採用しています。
よく分かりませんが、エコな揚水ポンプということなんですね・・・・
お疲れ様でした。