シャッターの巻き込み事故

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傘シャッター巻き込み事故(1)

弊社では営業車を当ビルの地下駐車場で管理しています。

先日、清掃業務からの帰ってきた際に、営業車を地下に入れるためにシャッターを開けました。
いつものようにクルマをビルに入れて、またシャッターを閉める際に異変は起こりました。
・・・シャッターが下りてこないんです。

あれ???  スイッチを何回も押しても全然降りて来ません。
いったいどうしたんだ?

何かおかしいなと思いつつシャッターを見上げると・・・・、 んーーーー!?!?!?
なんと、 ビニール傘がシャッターに絡まっていました。傘シャッター巻き込み事故(2)

-何だ? こりゃどういう事だ??

弊社のシャッターは閉じても中が見える格子状のタイプになっています。
ですから、この格子に傘を引っ掛けることはできるのですが、シャッターが上がっていくのを車から見ている訳ですから、傘が引っかかっているのを見逃す訳がありません。

昼間の真っただ中、社員の視線のある中で、その隙間を縫って傘を巻き込ませる愉快犯なんているわきゃないし・・・
まして、今回はシャッターが上がっていくときには何も異常がなくって、下す際におかしくなっているので、訳がわかりません。

とりあえず絡まったビニール傘を取り除くために、シャッターの収納袋の蓋を開けて中に頭を突っ込んでみます。
すると、絡まったビニール傘以外にもさらに2本のビニール傘が戸袋の中にありました。

どうやらこの2本の傘は偶然にも戸袋内で外れて事故にならなかったようです。
このビルが建ってから40年以上になるわけですから、傘を巻き込むことも何回か在ったんですねえ・・・

絡まったビニール傘をペンチでつまんで何とか取り出して、さらに戸袋内の傘も取り出します。
シャッターのたるみを巻き直して、あらためてシャッターを下ろしてみると、斜めにシャッターが下りてくるようになってしまいました。

何度も試してみましたがどうにもならないので、業者に修理を依頼することになりました。

業者のいう事には、シャッターを吊っている「吊元」と呼ばれる部品が歪んでしまっているので、交換しなければいけないとのことでした。
シャッターが動かない(開いたまま)なのは、当ビルの防犯上よろしくないので、すぐに部品の修理を依頼することになりました。

今回の事故は、複数の社員がいる前で起こったのですが、引っかかった傘がどこから出て来たのか依然不明です。
それでも再発防止の為、指さし確認の徹底をはかることにしました。

何ともすっきりしない事件(?)でした。

お疲れ様でした。