貯水槽の下見は大事ですよ
10月になりまして、すっかり秋めいて来ましたね。
夏を過ぎても貯水槽のお仕事のご依頼がけっこうあります。
今回は、厚木市内のマンションの貯水槽清掃のご依頼をいただきました。
初めての案件の場合は、必ず現場の下見をします。
これは、通常の貯水槽の清掃作業に必要もの以外に、何かイレギュラーなことがないかを確認する意味合いもあります。
下見に行くと、必要な鍵を渡されるのですが、何かしら揃っていないことが多く、下見をすることによって、それがわかるということが多いのです。
今回は貯水槽の南京錠の鍵が見つからなかったのですが、その旨を伝えるとすぐに確認して持って来ていただけました。
清掃用具の搬入方法や雑草除去の有無、ポンプの型番や必要な工具を順に確認していきます。
お借りした南京錠で貯水槽の鍵を開けた時にちょっとビックリしてしまいました。
想像していた以上に貯水槽の中が汚れていたのです。
いや、汚れていたというのは表現としては正しくないですね・・・。
でも、底や壁が赤茶色に染まっていました。
マンション等の高層建築物には有効容量10㎥を超える貯水槽が設置してあります。
このような貯水槽では年に1回の貯水槽清掃が法律で義務付けられています。
このマンションも毎年貯水槽清掃を実施している(と聞いている)ので、こんなにサビが溜まっているのも引っかかります。
近年水道管は塩化ビニール(ライニング)管が使用されており、この管に交換されているのですが、この地域の水道管はいまだに鉄管を使用しているのかもしれませんね。
次に揚水ポンプを確認していきます。
揚水ポンプは受水槽の水をマンションの屋上に設置してある高架水槽に揚げる装置です。
この揚水ポンプの電流・圧力等の計器類を確認するためにポンプ室を探すのですが、見当たりません・・・
いろいろ探しまわっておそらくここであろうという場所を開けようとして、鍵を差し込んでシリンダーを回しました。
回した瞬間、ふと視界の上の方に何かが入ってきたのでそちらを見てみると、アルソックのシールが・・・
「あ、やばい・・・ このままドアを開けると通報がいってしまう・・・」
あわててドアを開けるのをやめて、揚水ポンプ室の所在をオーナーに確認の電話をしていたところ・・・・
すぐにアルソックがやって来てしまいました・・・ さすが駆けつけるの早い!
「警報が鳴ったんで駆けつけたのですが、ドアを開けましたか?」
「いや・・・、鍵を開けた時にシール貼ってある事を気が付いたので入ってませんが、鍵を開けただけでも通報が行くのですか?」
「行きますよ」とキッパリ!
いやー やってしまいました。
アルソックとオーナーに事情を話して謝りました。
結局、オーナーから揚水ポンプの計器類はないということを確認できました。
これで下見は完了です。
あとは本番頑張ります。
お疲れ様でした。
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