ワックス掛けをするのだって、こだわりあります
今回は、ホテルのフロント床面のワックス掛けをおこないました。
ワックスをかける前には、必ずポリッシャーを使用して床面の汚れをキレイに落としておきます。このとき、前に塗布したワックスをキレイに剥がすことができれば(これを「剥離作業」といいます)、再びワックスを塗布するときにはキレイに仕上がります。
汚水を回収して、床面を十分に乾燥させてからワックス掛けをおこないます。
ホテルのフロントのような人の通りの多い場所では、ワックスを全面に塗ってしまうと、乾燥する前に人が通って足跡が付いてしまい、床面の美観を損ねます。
このような場合は、区分けして塗っていきます。
人が通る部分を残して、まずそれ以外の床面をワックス掛けをします。ワックスが乾燥したのちに残りの床面をワックス掛けしていきます。
もちろん、ワックスを塗布して乾燥する前に人が立ち入るのは、美観と事故のためによろしくないので、清掃中・足元注意の看板を設置しておきます。(写真参照)
安全第一です。
ちなみに、写真右側に写っているのがポリッシャーです。
置く際には必ず下にウェスを敷いています。
これは、ポリッシャーは専用洗剤を入れて使用します。このためウェスを敷くことなく置いてしまうと床面を汚してしまいますし、床面の素材によっては、化学変化をおこして変色してしまう恐れがあるからです。
何気なくする動作にも、細心の注意が必要なんです。