給湯機用コンセントの交換
先日、弊社事務所の給湯室にて水漏れの事故がありました。
急遽、業者を呼んで原因を調べてみると、ミニキッチンの排水管のジョイント部分からの漏水ということがわかりました。
排水するお湯の温度が高くて、接着材が弱くなってしまったのではないかということでした。
この給湯室には給湯器が設置されているのですが、設置からもう30年は経っているのではないでしょうか・・ ものすごく年代ものです。
この給湯器はしばらく使用していないと、排水ドレン(?)からお湯がポタポタ落ちてきます。
しかもこのお湯、ほぼ熱湯です。
というのも、この給湯器は設定温度が90℃以下に下がらないんです・・・
90℃って熱湯ですよ! 一般家庭の給湯器だって70℃が精いっぱいです。(これでも火傷しますよ)
この熱湯の排水がポタポタ排水管に流れ込んでいるのだから、そりゃ塩化ビニールの排水管なんておかしくなるってもんです。
こんな事情もありまして、排水管の修理をしたのちに、給湯器を交換することになりました。
今まで使用していた電気獅子給湯器は単相200V 電源を使用していまして、今回新たに交換する給湯器は100V 電源です。
コンセントの差込口が異なっているため、このままでは新しい給湯器を使用する事ができないので、コンセントを交換することにしました。
まず、感電防止の為、分電盤を開けて、給湯器のブレーカーを切りまして、ブレーカーから銅線を外します。
次に、200Vコンセントを取り外しまして、新しい100Vコンセントに付け替えます、今回は水回りで使用するので、アース付の1口コンセントに交換しました。
これを戻して終了・・・・ なんですが、コンセントを取り付けていた壁の穴が小さくて新しいコンセントが埋め込められません。
幸いコンセントを埋め込んである壁が木でしたので、ノコギリで少しだけ埋め込み口を広げてあげて、ようやくコンセントを取り付けることができました。
後は、先ほど取り外しておいた銅線を、今度は100V 側のブレーカーに差し込みます。
電源側と接地線側を検電器で確認して、白・黒の各銅線をブレーカーに差し込んでネジ止めして終了です。
一応通電しているかどうかコンセントにテスターをあてて確認します。
これでコンセントの交換は終了しました。
あとは給湯器を待つばかりです。
あ・・・、今回の作業は電気工事士がおこなっています。
このような作業は電気工事士でないとすることはできませんので、これを見て無免許の方が作業をしない様にしてくださいね。
後日、新しい給湯器が届いて設置されました。
どういう理由であれ、新しい設備はうれしいものですよね。
これで、洗い物も楽になるってものです。
お疲れ様でした。