消防・降下訓練をおこないました
秋になってもまだまだ暖かい日が続きますね。
今回は、秋の消防訓練です。
当ビルでは、各テナントを集めて年に2回消防訓練を実施しています。
秋には降下訓練をおこなっております。
当ビルに設置してあります避難袋は垂直降下です。
どんなものかと言いますとこんなヤツです(写真参照)
この避難袋を設置しますと、必ず通行人の方からこう質問されます。
‐「これで本当に降りれるの? 落ちちゃわないの??」
確かに一見見ただけでは不安になりますよね。
安心してください 降りれます ・・・ん!? 流行語とは違いますよ・・・
この避難袋の内部はらせん状になっていまして、体をよじっていかないと下に降りていかない構造になっています。
とはいっても、服装によっては滑って勢いが付いてしまうことも有るのですが・・・
テナントの皆さんも手慣れたもので順調にこなして降りてきます。
ところが何人目かの方の降りてくる様子が何かおかしい・・・
ドン ドン とちょっとづつ落ちてくるような感じになっています。
少し落ちる度に悲鳴が・・・
どうやら中の方は女性の様です。
こりゃ危ないなあと感じましたので、地面に落下しない様に体を支える準備をしておきます。(念のためにクッションを用意はしているのですが・・・)
避難袋の出口からするっと出て来た時、ちょっとビックリしました。
頭から先に出て来たのです。
避難袋の中で体をよじって降りている途中に逆さになってしまった様です。
出て来た際には頭に血が登ってしまったらしく、顔が真っ赤になっています。
地面に降りた際にはしばらくその場から動くことができませんでした。
へぇーこんなことも有るんだなぁと思っていると、また同じような感じで降りてくる方が・・・
出口を除くと、また逆さまに降りてきてました・・・
(降下訓練の前にはどのように降りるかの説明をしてはいるのですが・・・)
避難袋は安全に降りることができる用具です。
でも、安全に降りるには実際に経験しておかなければなりません。
今回は逆さまになってしまった方も、次の訓練では普通に降りることができると思います。
また、この経験によって、実際に火災が発生したときにも落ち着いて降りることもできます(と思います)。
皆さんも仕事先の避難訓練には率先して参加してみてください。
本日も無事終了しました。
お疲れ様でした。