溶接に挑戦
「バキーン!」
ああ、やっちゃった・・・・。
今回は厚木市内のビルの共用部清掃の依頼だったのですが、このビルの階段の踊場の上1.5m程のところにビルの梁がありまして、そこにホコリが溜まっていたんです。
あまりにも気になったので、キレイにしてやろうと階段の手摺りに乗っかったら、と大きな音をたててその手摺りを足で踏み抜いてしまいました。
サービスでホコリを取り除こうとしても、その結果設備を壊してしまっては元も子もありません。
事情を説明して後日修理することを約束して清掃作業を終えました。
約束したとはいえ、溶接作業など今までやったことはありません。かといってその踏み抜いた一箇所だけの溶接で職人さんに依頼するのも軽費がかかりすぎてしまします。
ということで、自分で溶接することにしました。幸い溶接機は会社で所有しています。溶接のできる社員に教えてもらって練習開始です。(溶接できる社員にやってもらえば済むこのなんですが、責任と興味から技術をマスターしたかったんです!)
溶接はアーク溶接機を使用して溶接します。溶接機は200V電源ですので、操作を誤って感電してしまうと死んでしまいますのでおっかなびっくりブレーカーにコードを差し込みます。
練習用の部材を用意して、作業の直前に電源を入れて、目を保護する保護面を付けて作業開始です。
しかし・・・保護面を付けると何も見えない・・・
アーク溶接は作業中に非常に高温で、強烈な光線を発生します。
その上、火花には強い紫外線が含まれているそうで。裸眼で火花をみると、目がチカチカしてしばらくなおりません(これを電光性 眼炎(電眼炎)というそうです)。
ですから必ず保護面をつけて作業をするのですが、初心者にとっては作業開始ポイントがわかりません。
スパークさせた火花で明るくなった瞬間に位置を確認して溶接開始です。スポットで溶接して部材を固定して、その次にスポットの間を溶接していきます。
溶接終了して部材をみると、溶接がされているように見えます。初めてのわりには簡単じゃないと思いつつ、ブラシでスラグを取り除くと接合したいところとずれたところを溶接してました・・・・。
あかん・・・・。こりゃ意外に難しいぞ・・・。
感覚を覚えるには練習以外ないようです。
いつまでも手摺りを壊したままにもしておけないので頑張って練習します・・・。