床の汚れと格闘しまして・・・

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床清掃途中

先日、あるテナントの定期清掃を実施しました。

 

床の清掃なんですが、いつもと違うことが有りまして・・・

今まで床面に貼られていたシールがはがされていまして、シールの跡をきれいに取り除かなければなりません。

床面を確認すると、白い床が薄黒くなっています。

これは、シールを張る前に塗っていたワックスに汚れが付着していたり、ワックスそのものが酸化して黄変していたりするものです。

 

このような汚れをきれいに取り除くのは、剥離作業をおこなわなければなりません。

しかし、この剥離作業は手間のかかる作業ですので、あらためて時間を確保しておこなう必要がありますので、とても定期清掃の一環として行える作業ではありません。

それに費用も掛かりますしね・・・

ですので、次善の策として洗浄効果の高い特殊な洗剤を使用してワックスを取り除いていく方法をとりました。

 

この洗剤をいつもより少し濃度を高めにして、使用していきます。

一度床面にこの洗剤を撒いてから、暫らく時間をおいて、ワックスと洗剤が反応するのを待ちます。(こう説明すると剥離作業とすることは一緒ですね・・・)

その後にポリッシャーを回して汚れを落としていきます。

その清掃作業の途中で撮った写真がこれです(写真参照)

床清掃途中

 

どうです?

きれいに落ちているでしょ

えっ わかりにくい? 失礼しました・・・

 

きれいに汚れは落ちますが、剥離作業よりは効果が落ちますので、その分時間を掛けて丁寧にポリッシャーで汚れを落としていきます。

 

床面の汚れを落としたら、今度はワックス掛けです。

ワックスを掛ける理由は大きく3つあります

① 美観の向上   床面にワックスを掛けると輝きが増します。照明が反射して部屋全体がより明るくなります。

② 汚れ防止    ワックスを掛けることにより、汚れが付くことを防止することができます。

③ 保護効果    ワックスを掛けることにより、ワックスの膜がクッションになって、床面が傷つくことを防ぐことができます。

 

このような理由から、ワックスを掛けていくのですが、この効果を最大にするためにひと手間かけます。

それは

ワックスの「二度塗り」です。

私たちはこのことを「ベースをつくる」といっていますが、言葉通り今後ワックスを塗り重ねていく基礎をつくっていくわけです。

ベースづくりは、ワックスを薄く塗っていきます。

十分に乾燥した後に、同じ方法でワックスを塗り重ねていきます。

 

何故こうするかというと、厚くワックスを塗るよりも、薄いワックスを塗り重ねたほうが、ワックスの被膜がより頑丈になるからです。

(厚いワックスは乾燥時にひび割れてはがれやすくなります)

こうして、時間と手間を掛けて、前面にワックスを塗ることができました。

 

おかげで作業時間を予定よりオーバーしてしまいました・・・

 

今回も無事終了しました

お疲れ様でした

 

 


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