貯水槽清掃をおこなう前に・・・

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酸素濃度計測

ここのところ大分暑さが和らいできましたね。

貯水槽清掃も少しは楽(?)になってきました・・・

さて、今回は貯水槽清掃作業に取り掛かる前のお話です。

私たちには、貯水槽内に入る前に必ずおこなう確認作業があります。

給水を止める?   水を抜く?  ・・・それも正解なんですが

私たちが必ずおこなう確認作業とは・・・・  「酸素濃度の確認」です

大気中には酸素は約21%です。残りは窒素が約78%で、二酸化炭素やアルゴンその他で構成されています。

人間は酸素に敏感ですので、少しでも酸素濃度が低いと体に異変をきたします

ちなみに、酸素欠乏状態とは、空気中の酸素濃度が18%未満となっている状態のことを言います。

このような環境下に人がいると、呼吸がはやくなり、呼吸が苦しく感じます。また力が入らなくなって立っていられなくなる。さらに酸素濃度が低くなると、倒れてしまい意識はあるけど動けなくなったり、失神してしまったりしてしまいます。

このような状況を見て、助けようとして人が貯水槽内に入って同じく事故になるという可能性だってあり得ます。

このような事故を防ぐために、貯水槽に入るときには必ず酸素濃度計で濃度を測っています。

 

上記の写真は貯水槽内の酸素濃度を測った結果を写したものです。

「19%」と表示されていますね。空気中の酸素濃度よりも低い数値となっています。

数値上では酸素欠乏状態というわけではないのですが、貯水槽清掃はという貯水槽内という密室空間ですので、作業中に酸素不足になりかねません。

そのため、貯水槽内に送風機で空気を送り込みます。

この送風機で送られてくる空気は、貯水槽内で清掃をおこなう作業員を助けます。

夏の季節は、貯水槽内は高温度・高湿度で非常に不快な状態です。その中での清掃作業は非常に大変ですので、送風機から送られてくる新鮮な空気は一服の清涼剤となります(大袈裟ですかね・・・)

 

以上、空気(酸素)は、いろんな意味で私たちの生命線なんですというお話でした。

 


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